2026年8月26日

夏といえば、花火大会や夏祭りですね!屋台で焼きそばやかき氷、フランクフルトなどを楽しむのは夏の醍醐味です。
しかし、この時期に急増するのが、食事を原因とする「感染性胃腸炎(食中毒)」です。
今回は、消化器専門医の視点から、夏祭りの時期に気をつけたい胃腸炎について解説します。
なぜ夏に食中毒・胃腸炎が増えるのか?
日本の夏は「高温多湿」であり、これは細菌が繁殖するのに最も適した環境です。
お祭りの屋台や野外でのBBQなどは、衛生管理や温度管理が冷蔵庫のある屋内ほど徹底できない場合があり、細菌が増殖しやすくなります。
代表的な原因菌には以下のようなものがあります。
〇カンピロバクター・サルモネラ菌: 加熱不十分な肉(特に鶏肉や豚肉)、卵などが原因になることが多いです。
〇黄色ブドウ球菌: おにぎりや調理パンなど、人の手を介して感染し、食品の中で毒素を作ります。加熱しても毒素は消えません。
〇腸管出血性大腸菌(O157など): 非常に強い感染力を持ち、激しい腹痛や血便を伴うことがあります。
感染性胃腸炎の主な症状と対処法
食後、数時間から数日後に以下のような症状が現れたら、感染性胃腸炎を疑います。
〇激しい腹痛
〇下痢(水様便や血便)
〇吐き気・嘔吐
〇発熱
【もし症状が出たら?】
一番危険なのは、嘔吐や下痢による脱水症状です。
少しずつでも経口補水液などで水分と塩分を補給してください。
また、自己判断で市販の下痢止めを飲まないでください。
下痢は、体内の原因菌や毒素を外に排出しようとする防御反応です。
無理に止めることで、菌が腸内に留まり、症状が悪化したり長引いたりする恐れがあります。
消化器の専門医にご相談ください
激しい嘔吐で水分が摂れない、血便が出る、高熱が続くといった場合は、速やかに医療機関を受診してください。
当院は、消化器専門医が在籍しており、適切な点滴治療やお薬の処方を行っております。
また、必要に応じて腹部エコー検査を実施し、腸の炎症の程度や、他の急な腹部疾患(虫垂炎など)ではないかを迅速に見極めます。
「お腹の調子がおかしい」
「食あたりかもしれない」と思ったら、我慢せずに上野御徒町駅直結の当院へご相談ください。
早期の適切な治療が、早い回復への近道です。