健康診断異常
健康診断異常

健康診断で異常を指摘され、ご心配されていることと思います。健康診断は、自覚症状のない病気を早期に発見し、将来の健康を守るための大切な機会です。異常を指摘された結果を正しく理解し、適切な対応をとることが重要です。
健康診断の結果には、主に以下の判定があります。
異常なし
検査結果が正常範囲内だったことを示します。特に心配する必要はありません。
要経過観察・要再検査
正常範囲ではないものの、すぐに治療が必要な状態ではありません。数ヶ月~1年後に再検査を受け、経過を見る必要があります。生活習慣の改善を心がけることで、正常範囲に戻したり、悪化を防いだりすることが期待できます。当院では、お一人おひとりに合わせたアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
要精密検査
健康診断だけでは病気の特定ができない、または病気の疑いがある状態です。必ず精密検査を受け、詳しい検査で原因を特定する必要があります。精密検査の結果、異常がないということもありますので、ご自身で判断せずに必ず医療機関を受診してください。上野御徒町内科クリニックでは、消化器専門医(院長 三井)が診察を行い、必要に応じて胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)や大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)などの精密検査を行います。
要治療
すでに治療が必要な異常値が見つかった状態です。速やかに専門医を受診し、適切な診断と治療について相談してください。
健康診断で何らかの異常を指摘された場合は、自己判断せずに当院までご相談ください。内科疾患に幅広く対応している当院が、皆様の「かかりつけのホームドクター」として、適切な診断と治療を行います。
血圧が高いと指摘された場合
健康診断やクリニックでの血圧測定は、緊張により高めに出ることがあります。ご自宅でリラックスした状態で何度か測定した血圧の記録を持参してご相談ください。高血圧は動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの重篤な病気につながる可能性があります。
糖尿病の疑いがあると指摘された場合
血糖値が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。また、失明や腎機能障害などの合併症を引き起こす可能性もあります。早期の適切な治療が重要です。血糖値が高くなった原因を調べ、適切な治療を開始しましょう。
コレステロールが高いと指摘された場合
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪が高いと動脈硬化を引き起こします。動脈硬化は自覚症状がないまま進行するため、異常を指摘されたら早期に治療を受けることが大切です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病の有無なども考慮して、最適な治療方針を立てていきます。
尿酸が高いと指摘された場合
尿酸値が高い状態が続くと、痛風発作や腎不全の原因となることがあります。生活習慣の見直し(プリン体を多く含む食品や飲料を控える、アルコールを控える、水分を十分に摂るなど)と適切な治療が必要です。
肝機能障害を指摘された場合
アルコールの過剰摂取、肥満、ウイルス性肝炎、薬剤などが原因として考えられます。精密な検査を行い、原因を特定し、適切な治療を行う必要があります。放置すると重篤な状態に進行する可能性があります。
貧血と指摘され、
内視鏡検査をすすめられた場合
貧血の原因として、鉄分不足だけでなく、胃や大腸からの慢性的な出血などが考えられます。特に40歳以上の方の場合は、胃がんや大腸がんなどの可能性も考慮し、内視鏡検査による精密な検査をおすすめすることがあります。
尿検査で「異常あり」と指摘された場合
血尿、尿中の糖やタンパク質の異常などが考えられます。尿路感染症、尿路結石、腎機能障害、糖尿病、腫瘍などの可能性があり、腹部超音波検査などの精密検査が必要となる場合があります。
心電図検査で異常ありと指摘された場合
不整脈、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、心筋症などの可能性があります。精密検査を行い、すぐに治療が必要か、経過観察で良いかを判断します。胸痛や息切れなどの症状がある場合は、速やかにご受診ください。
メタボリックシンドロームと
指摘された場合
内臓脂肪の蓄積に加え、高血圧、高血糖、脂質異常症のうち2つ以上を合併している状態です。動脈硬化が進行しやすく、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。内科だけでなく、必要に応じて連携病院の専門医とも連携して治療を行います。
健康診断やクリニックでの血圧測定は、緊張により一時的に高くなることがあります。しかし、高血圧は放置すると動脈硬化を進行させ、脳出血・脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患の原因となる可能性があります。健康診断の結果と、ご自宅でリラックスして何度か測定した血圧の記録を持参してご相談ください。
糖尿病は、血糖値が慢性的に高い状態が続くことで血管に負担をかけ、動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。また、失明や足指の壊死、透析が必要となる腎機能障害などの合併症を引き起こす可能性もあります。自覚症状がない初期の段階で適切な治療を開始することが重要です。上野御徒町内科クリニックでは、血糖値の検査や治療についてご相談いただけます。
悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が高い状態は、自覚症状がほとんどないまま動脈硬化を進行させます。動脈硬化が進行すると、脳出血・脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患のリスクが高まります。自覚症状がなくても、異常を指摘されたらできるだけ早くご相談ください。
尿酸値が高い状態が続くと、痛風発作や腎不全の原因となる可能性があります。尿酸値をコントロールするためには、プリン体を多く含む食品や飲料を控えるだけでなく、アルコール自体の摂取を控えることが大切です。食事療法や運動療法などについて、当院でご相談ください。
肝機能障害の原因は、アルコールの過剰摂取、肥満による脂肪肝、ウイルス性肝炎、薬剤性など様々です。診断には専門的な検査が必要となります。肝機能障害が進行すると、生活の質を著しく低下させる可能性もありますので、早めにご相談ください。
貧血の原因には、鉄分不足だけでなく、胃や大腸からの慢性的な出血などが考えられます。特に40歳以上の方の場合、胃潰瘍・胃がんや大腸がんなどが原因となっている可能性もあります。貧血の原因を特定し、適切な治療を行うために、内視鏡検査が必要となる場合があります。当院では、胃カメラ検査、大腸カメラ検査を行っておりますので、ご不安な点などお気軽にご相談ください。
尿検査で異常が見られた場合、尿路感染症、尿路結石、腎機能障害、腎炎、糖尿病、腫瘍などの可能性が考えられます。精密な検査が必要となりますので、ご相談ください。
心電図検査で異常が見られた場合、不整脈、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、心筋症や心肥大などの可能性があります。精密検査を行い、適切な診断と治療方針を決定する必要があります。胸の痛みや息切れなどの症状がある場合は、できるだけ早くご受診ください。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に加え、高血圧、高血糖、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態です。放置すると動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。それぞれの数値が軽度であっても、合併することでリスクが高まるため、早めの対策が必要です。
腫瘍マーカーは、がんの早期発見というよりも、進行がんの治療効果の判定や再発の目安として用いられることが多い検査です。 早期発見に役立つとされるのは前立腺がんのPSAなど一部に限られています。オプションで腫瘍マーカーを追加するよりも、リスクが高いと思われる部位の精密検査をご検討いただく方が効果的な場合があります。
当院では、専門医による内視鏡検査や精度の高い超音波検査なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。
上野御徒町内科クリニックでは、内科医が健康診断で異常を指摘された方の診察を行っております。健康に関するお悩みはなんでもご相談ください。
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